こちらのお店はトムルアッドムー(ต้มเลือดหมู, Tom leuat mu)という、豚の様々な部位のもつが煮られたスープを提供するお店です。良く煮込んで丁寧に作られるモツ類は、臭みがなく、スープも濃厚で旨味がふんだんに感じられ、本当に美味しいです。
この料理、ガオラオルアッドムー(เกาเหลาเลือดหมู, Gaolao leuat mu)とも呼ばれます。
ガオラオという料理は、具材を煮込んだスープのことです。
ラーメン(クイッティアオ)屋さんに行くと、大概ガオラオも提供してくれます。
ガオラオを注文すると、麺を入れずにラーメンの具材のみがたっぷり入ったスープを出してくれます。
ラーメン屋さんではなく、ガオラオ一本勝負のお店もあります。
トムルアッドムージャックラワーン(Tom leuat mu chakkrawan,ต้มเลือดหมูจักรวาล)はガオラオ一本で勝負している気合の入ったお店です。
お店の外観はこんな感じで、超ローカルレストランです。
こちらのお店の大将、歳をとりましたがまだまだ十分ご健在です。
お店の中は老若男女問わず賑やかで、お客さんが絶えません。
調理場には丁寧に下処理された具材が並んでいて、それを店員さんがテキパキと大きな鍋に入ったスープにくぐらせていきます。
それを器に盛ってスープを加えて完成です。
席に座って眺める風景はこんな感じで、とてもいい雰囲気です。
メニューはこちら。とてもシンプルです。こう書いてあります。
เกาเหลาเลือดหมู(ガオラオルアッドムー,Gaolao Lued Moo,Pork offal soup):豚のモツ煮スープ
ธรรมดา(タマダー,Tamadaa,Regular):普通盛
พิเศษ(ピセー,Phiseet,Big):大盛
注文の時は、タマダーかピセーのどちらかです。
ガオラオルアッドムーのタマダーを注文しました。50バーツです。
何も言わないと、ご飯も一緒に運ばれてきます。
ご飯がいらないときはマイアオカーオ(Mai ao, ไม่เอาข้าว)と言いましょう。
テーブルに運ばれてきました。スープの中に豚の様々な部位のもつがふんだんに入っています。
テーブルにはお決まりの調味料セット、クルワンプルン(เครื่องปรุง, Krwangprung)が置いてあります。それぞれの調味料は以下の通りです。
粉唐辛子:プリックポン(Phrik Pon,พริกป่น,Red pepper)
生唐辛子入りの酢:プリックナムソン(Phrik Nam Son,พริกน้ำส้ม,Chili vinegar)
魚醤:ナンプラー(Nam Plaa,น้ำปลา,Fish sauce)
砂糖:ナムターン(Nam Taan,น้ำตาล,Sugar)
この調味料を混ぜてつけだれを作ります。
スープに胡椒を振っても良いと思います。
豚のもつをつけだれにつけて頬張って、スープをすすると至福の味です。
良く出汁が効いていて旨いです。
豚のもつは、そのままでも美味しいです。
臭みが全くなく、豚のもつの良い食感と旨味がスープと相まって最高です。
コショーを振ると、パンチの利いた味になって更に美味しくなります。
色んな部材のもつが次から次へと出てきて、食べ進めるごとに味わいが増してきます。激旨。
豚の血を固めたゼリーも入っています。意外や意外、超あっさり味でこちらも美味しいです。
パクチー、セリ、ネギも良いアクセントを醸し出していてスープに良く合います。
美味しい。さすが老舗です。
あっという間に完食してしまいました。
お店の場所はこちらです。
行き方ですが、まず地下鉄MRTプララマガーオ(ラマ9世,Phra Ram 9, พระราม 9) 駅まで行って1番出口を出ます。場所はこちらです。
出口を出ると、大通り、ラチャダピセーク(Ratchadaphisek,รัชดาภิเษก)通りが南北に走っていますので、その道路の西側を南下します。
少し南下すると、東西に走る大通り、ディンデン通り(Thanon Din Daeng,ถนน ดินแดง)がありますので、西に進みます。バス停は大通りの南側ですので、道路を渡りましょう。
交差点から西に150m位歩いたところの通りの南側にバス停がありますので、ここからバスに乗ります。どのバスに乗っても目的地まで行きます。バンコクの路線バスの乗り方の詳細はこちらをご参照ください。
こちらが乗車するバス停の様子です。
ディンデン通りが大きく曲がって最後のカーブのこのあたりにあるバス停で降ります。
バスがカーブに差し掛かったら降りる準備をしましょう。
こちらが降車するバス停の様子です。
バスを降りたら、西北西方向に少し進みます。
歩道橋の先に進むと、まず左に延びる横道、ソイボットメープラファティマ(Soi Bot Mae Phra Fatima)が見えます。曲がらずに真っすぐディンデン通りを進みます。
その次の横道が、ソイコーンアム(Soi Khong Am, ซอย คงอ่ำ)で、この看板のある通りに入っていきます。
ここを左です。
通りに入って15m位のところ右手にお店があります。
お店のこの看板が目印です。
看板にはガオラオルアッドムージャックラワーン(เกาเหลาเลือดหมูจักรวาล, Gaolao leuat mu chakkrawan)と書かれています。
こちらがお店の正式名称なのかもしれません。
帰りはディンデン通りの反対側にある、セブンイレブン前のバス停からバスに乗って、来た道を戻ります。
豚モツスープ、ガオラオルアッドムーのお店、一度訪れてみられては如何でしょうか?
こちらのお店、ほんと美味しいです。
こんにちは^^
いや〜、見てるだけでヨダレが出てきました!
こんな所に名店があるんですね。
次回是非行ってみたいと思います。
yusuke様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
さすが老舗の名店、美味しいです。
思い出すとよだれがでてきます^^
是非食されてみて下さい。