ローカル屋台街はバンコクの庶民の味方。市内の所々にあって、地元の人々の胃袋をリーズナブルに満たす貴重な役割を担っています。コテコテの地元料理が並んでいますので、観光がてらにお店を回るのも楽しいと思います。
そんなローカル屋台街が、タオプーン駅から歩いて3分の便利な所にもあります。テスコロータスの周辺に所狭しと結構な数の屋台が並んでいます。テスコロータスの北側が広場になっていて、特にそこに屋台が集中しています。
テスコロータスを囲むように北側と西側にも屋台があります。
こちらは定番の串焼き屋さんです。指差しで注文できるので、タイ語がわからなくても気軽に買えるのが良いところです。
こちらはテスコロータスの南側にあるヤムのお店。ヤムマムアン、ヤムカオポートが売りのお店です。
牡蠣、赤貝、エビ、揚げ魚、トウモロコシ、マンゴー、マナオ、トマト、玉ねぎ、つけだれなどが並べられています。
ワタリガニもあります。ヤムマムアンプーマーを提供していますので、それを買うことにしました。ヤムマムアンは、若いマンゴーをさきがげにしたものと生のワタリガニをスパイシーソースで和えた食べ物です。ワタリガニ1匹入りが90バーツ。2匹入りが120バーツ。折角ですので、2匹入りを購入することとしました。
注文すると、お店の人が手際よく作ってくれます。
出来上がったら、こんな感じで袋に入れてくれますよ。
ちなみにこちらのお店のメニューです。
メニューには以下のように書かれています。ヤムマムアンかヤムカオポートに入れる具材を選ぶようです。コテコテの具材が書かれています。ヤムマムアンにトウモロコシを追加することもできます。
ยำมะม่วง(ヤムマムアン,Yum mamuang,Spicy salad with mango):マンゴーのスパイシー和え物サラダ
ปูมา 1ตัว(プーマー1トゥア,Puma nung txua,Blue crab 1):ワタリガニ1匹
ปูมา 2ตัว(プーマー1トゥア,Puma nung txua,Blue crab 1):ワタリガニ1匹
หอยนางรม(ホーイナンロム,Hoi nangrom,Oyster):生カキ
หอยแครง(ホーイクレン,Hoi kraeng,Ark shell):赤貝
กุ้งสด(クンソッド,Kung sod,Raw shrimp):生エビ
ปูจืด(プージュット,Poo jut,Freshwater crab):淡水ガニ
ปลากรอบ(プラーグローブ,Pla grob,Fried fish):揚げ魚
ไข่แดง(カイデーン,Khai daeng,Egg yolk):卵黄
เพิ่มข้าวโพด(プームカオポート,Pheim khawphod,Add corn):トウモロコシ追加
右側に移って
ยำข้าวโพด(ヤムカオポート,Yum khawphod,Spicy salad with corn):トウモロコシのスパイシー和え物サラダ
その下は左と同じです。
それらの下の部分にはこう書かれています。
น้ำยำ นี ให้เลือก 3 แบบ รสเด็ด ทานแบบไหนบกหน่อย นะจ๊ะ(ソースは3種類から選べるようです)
น้ำยำ ซีฟู้ด(ナムヤムシーフード,Namyum seafood,Spicy sauce for seafood):シーフード向けスパイシーソース
ปลาร้า(パラーラー,Plarla,Fermented fish sauce):魚を発酵させた調味料
น้ำยำ กะปิ ปลาร้า(ナムヤム カピー パラーラー,Namyum kapi plarla,Fermented shrimp paste and fermented fish sauce):発酵エビペーストと魚を発酵させた調味料入りのソース
ソースが3種類選べるのを表示しているのはレアだと思います。他のお店でもソースを選べるのだと思います。勉強になりました。
持ち帰ってお皿によそって食べます。ワタリガニが沢山入っていて120バーツとは、ローカル価格ですね。
シャキシャキした爽やかなマンゴーとスパイシーでコクのあるたれが絡んで激旨です。食べ始めると止まりません。お次はプーマーを。ワタリガニの肉がトロトロで、これもタレに絡まると美味しさ一入です。文句なく美味しいです。豆や小魚の揚げ物も入っていて、味と食感の変化があっていいです。ちなみに、タイの地元の人向けの味付けになると、激辛になると思います。店員さんにペッドニッノイ (เผ็ดนิดหน่อย,Phed Nidnoy,A little spicy):少し辛く、と伝えましたところ、本当に丁度良い位の辛さに手加減してくれました。辛さの調節の注文は難しいのですが、お好みにしてくれてありがとう。多分、こちらが外国人だと思って気を使ってくれたのだと思います。ちなみに、ペッドニッノイと伝えても、激辛が出てくるお店は沢山あります。タイの地元の人々にとっては辛くないのでしょうけど。まあ、ヤムマムアンプーマーはとても美味しいです。ご馳走様でした。
この屋台街の場所はこの辺りになります。
行き方ですが、MRTのタオプーン(Tao Poon, เตาปูน)駅3番出口を出てくるっと振り返ってT字路突き当りを東西に走るのがプラチャサットサイ2(ประชาราษฎร์ สาย 2,Pracha Rat Sai 2)通りです。ここを左折して東方向に進んでいくと、じきにTesco Lotusの看板が見えてきます。川を渡った所にあります。
20時頃には開いているお店の数がぐっと減ってきますので、もう少し早い時間、明るいうちに行くと良いと思います。