ひっそりとした下町に位置するラチャダピセーク駅。
ラチャダピセーク(Ratchadaphisek,รัชดาภิเษก)通りと言えばバンコクの中心部から南北方向に延びる主要幹線道路です。この通りは最近開発が進んできて、近代的な建物も増えてきましたが、下町風情を楽しめるところもまだまだ残っています。
その通りの名前からきているラチャダピセーク駅近辺を歩いてみました。
駅の2番出口を出ると通りの西側に出ます。通りには屋台がぽつぽつと並んでいます。
道路にはいくつか屋台が並んでいます。
朝と夕方では屋台が少し入れ代わるようです。
こちらは鶏の唐揚げ屋さんです。
屋台の看板にはこう書かれています。
ไก่ทอด(ガイトート,Gai Tod,Fried chicken):鶏のから揚げ
สะโพก(サポーク,Sapork,Thigh):もも肉,25バーツ
น่อง(ノーン,Noong,Calf):ふくらはぎ,15バーツ
ปีก(ピック,Wing,Pik):手羽先,15バーツ
屋台の看板にはข้าวเหนียว(カオニャオ,Khawniyaw,Sticky rice):もち米、の文字もあります。
こちらにも揚物屋さんがあります。
商品が並んでいると指差しで注文できるので簡単です。
こちらは串焼き屋さん。パンとカオニャオも売られています。
こちらはパートンコー(ปาท่องโก๋, Pathongko)のお店です。
揚げパンですね。
ナームタオフー(豆乳,Nam taohu, น้ำเต้าหู้,Soy milk)も一緒に売られています。
こちらは焼き魚とソムタムの屋台です。
メニューにはこう書いてあります。
เมี่ยงปลาเผา(ミヤンプラーパオ,Meiyang Pla Phao,Grilled fish with tea leaves):お茶の葉を入れて焼いた魚
ชุดละ(チュッドラー,Chudla,A set):一セット
ส้มตำป่า(ソムタムパー,Somtam Pa,Spicy papaya salad with mud snail, bean and so on):タニシや豆など入りの青パパイヤスパイシーサラダ
ส้มตำไท(ソムタムタイ,Somtam Thai,Green papaya salad Thai style): ピーナッツ入りのスパイシー青パパイヤサラダ
ส้มตำซั่ว (ソムタムスワ,Somtam suwa,Spicy green papaya salad with rice noodle):米素麺入り青パパイヤスパイシーサラダ
ส้มตำแตง(ソムタムテーン,Somtam taeng,Spicy green papaya salad with cucumber):きゅうり入り青パパイヤスパイシーサラダ
ส้มตำโคราช(タムコラート,Somtam korat,Fresh papaya salad Korat-style):ソムタムタイとソムタムプーパラーラのミックスソムタム
ส้มตำมะม่วง(ソムタムマムアン,Somtam ma muang,Spicy green papaya salad with mango):青マンゴーと青パパイヤスパイシーサラダ
ส้มตำถั่ว(ソムタムトゥア,Somtam thua, Spicy green papaya salad with long been):青パパイヤスパイシーサラダの長いインゲン入り
ส้มตำปูปลาร้า(ソムタムプーパラーラー, Somtam poo phlala,Spicy green papaya salad with salted small river crub and fermented salted fish sauce):淡水蟹の塩漬けと魚を発酵させた調味料で和えた青パパイヤスパイシーサラダ
ข้าวเหนียว(カオニャオ,Khawniyaw,Sticky rice):もち米
ソムタムとカオニャオ、本当によく合います。
こちらにはこんなお店が。定番のお弁当屋さんです。
ご飯に具材とゆで卵がのっているパック入りのお弁当が売られています。
こちらのお店はタイスキ巻きを売っています。
こんな文字が表示されています。
สุกี้โรล(スキーロール,Sukiroll,Thai style sukiyakiroll):タイスキ巻き
น้ำจิ้มรสเด็ด(ナムチムローテッド,Namchim roted, Thai spicy source):ニンニク,唐辛子,ライムなどを混ぜ合わせたスパイシーソース
ชุดละ(チュッドラー,Chudla,A set):一セット
こちらのお店では茹で野菜、卵、魚の唐揚げが売られています。
茹で野菜と共に食べるナムプリックプラートゥー(น้ำพริกปลาทู,Nam prik pla tu,Mackerel chili dip sauce)もあります。焼きサバ、焼ニンニク、唐辛子、焼赤玉ねぎなどを叩き潰して、魚醤(ナムプラー)やライム(マナオ)を入れたディップソースのことです。すり鉢で叩き潰して作られる定番の料理です。
次は西方向に延びる横道、ラチャダピセークソイ19を歩いてみます。
こちらがソイ(横道)の入口となります。
道の突き当り左側に、ソイの奥の方まで行くミニソンテウが待機しています。軽トラックの荷台に人がのれるように改造されたものですね。
ローカルな生活感をとても感じられる風景です。
突き当りにはセブンイレブンがあって、その前から道が左右に延びています。
セブンイレブンの近くには他にお店らしきものはなく、住宅街となっています。
お次はラチャダピセーク通りを挟んで反対側の東側の側道の様子です。
こちらにも屋台が並んでいます。
定番のフルーツ屋台があります。
こちらの屋台は定番のぶっかけ飯屋さん。
ご飯の上に好きな具材を乗っけてもらいます。
注文は具材を指で指せば良いので簡単です。
テーブルもあるので、そこで食べることもできます。
こちらには鶏や豚やソーセージの串焼きが売られています。一本5~10バーツと書かれています。
南に少し歩くと、そこにも屋台が並んでいます。
こちらにもパートンコーとナームタオフーが売られています。
早朝から次から次へとパンが揚げられ、お客さんに提供されています。
こちらのお店のナームタオフーには、
ใส่เครื่อง(サイクルーアン, ,Sai Kheruang, Topped with ingredients):具材入り、と
ไมใส่เครื่อง(マイサイクルーアン, Mai Sai Kheruang, Without ingredients):具材なしがあるようです。
ラチャダピセーク駅の場所はこちらです。
地下鉄MRTでバンコクの中心部アソーク交差点にあるスクンビット(Sukhumvit, สุขุมวิท)駅から7つ目の駅です。
特にこれといったものがあるわけではないですが、ひっそりとたたずむこの界隈を散歩がてらに訪れてみるのも良いと思います。