タイカレーにはいくつか種類がありますが、ゲーンパーもその一つです。森のカレーと呼ばれ、唐辛子、ショウガ、レモングラス、コリアンダー、こぶみかん、ニンニク、玉ねぎをすり潰したペーストでスープにし、お肉と野菜を具材として入れた食べ物です。
これらのスパイス類を摂取することで、免疫力、新陳代謝の向上に繋がるといわれています。既製品のペーストを買ってくれば簡単に作ることができるので、自宅でもお手軽に作れます。スパイスの利いたタイ料理が食べたくなった時にぴったりの食べ物です。
作り方ですが、カレーペーストを自分で作るのは大変ですので、既製品を入手します。
こちらが便利なカレーペーストです。แกงป่า(ゲーンパー,Gaengpa,Jungle curry)と書いてあります。タイのスーパーで簡単に手に入りますし、日本でも結構売られています。これで2人前作れます。
お好みの肉と野菜を準備します。以下の食材は野菜類2人前です。ナス小1個、ピーマン小2個、玉ねぎ大1/8個、人参中1/4本、いんげん5本、オクラ3本、しめじ適量です。タケノコやヤングコーン、かぼちゃ、グリーンピースなども良いと思います。
こちらは鶏もも肉200g。
これらを適当な大きさにカットします。
お鍋で水500gを沸騰させ、ペーストとキューブコンソメ1個を入れます。
次に、鶏肉と人参を入れて3分位火を通します。
そして、残りの野菜類を鍋に入れて、7分位、野菜が柔らかくなるまで煮込みます。
最後に、砂糖小さじ3杯を入れます。お好みで、ナンプラー中さじ1杯を入れても良いと思います。
これで出来上がりです。とてもお手軽です。
スープはスパイス類が効いていて、結構辛くてタイの香りが満載です。鶏肉と野菜類との相性もばっちりで、ご飯が進みます。本場のローカルレストランには届きませんが、このお手軽さであれば十分な美味しさだと思います。ご飯を頬張り、スプーンでカレーをすくって口に入れて食べると止まらなくなります。食べ進めると辛さが効いてきて、汗が出てきて、体に良い感じがします。
森のカレー、ゲーンパー、日本でもお手軽に作れるので、タイ料理の味が恋しくなったら一度作ってみられては如何でしょうか?