バンコクの屈指の下町、フェイクワンには美味しいローカルレストランが沢山あります。ラーンフアプラーは美味しいコテコテの地元タイ料理をリーズナブルに提供するお店です。深夜まで営業しているので、夜中でも本格的な地元タイ料理を食べたい、というときにとても重宝します。
お店の外観はこんな感じで、テーブルと椅子が通りに面して並べられている、タイの典型的なローカル屋台の様相です。夜中の3時でもこんな感じで営業しています。
こちらがキッチンの様子。食材が沢山並べられています。
店員さん達が団らんしています。愛想が良くてとても気持ちがいいです。
注文すると、早速コックさんが手際よく料理を始めてくれます。
テーブルに運ばれてきました。こちらはผัดผักกระเฉดไฟแดง(パットパッククラチェッドファイデーン,Pad pak krached fi daeng,Stir fried water mimosa with chili):スパイシー水オジギソウ炒め、です。60バーツ。
めっちゃ旨いです。オジギソウのシャキシャキ感と、ニンニクやスパイスやオイスターソースや唐辛子が相まって、濃厚で激旨です。ご飯がいくらでも進みそうな味です。大満足の一品。
こちらはปลากระพงผัดฉ่า(プラーカポンパッチャー,Plakrapong phad cha,Stir-fried sea bass with pepper and chili):揚げたスズキの身をニンニク、唐辛子、生コショウとオイスターソースで炒めたものです。90バーツ。
ちなみに、ผัดฉ่า(パッチャー)という料理はナンマンホイ(オイスターソース)やプリックタイオーン(若い粒胡椒)やグラチャーイ(生姜)やホラパー(バジル)やバイマクルー(こぶみかんの葉)などの香辛料が使われて炒められた料理です。これだけのオールキャストスパイスなら、何を炒めても美味しそうですね。
激旨です。揚げたスズキの身、いんげん、たけのこ、空心菜などの野菜類が入っています。若コショウを少しかじって食べると何とも言えぬ良い調和。こちらもこってり味でご飯がいくらでも進みそう。辛い、旨い。
ちなみに、結構な量の唐辛子が使われていて、まともに食べると口の中が火事になりますので、適当によけて食べると良いと思います。
レストランの横の道路を通るバイク、トゥクトゥク、車を見ながらテレビから流れてくるタイの番組の音を耳にして地元の人々にまぎれて食する料理は異国情緒を存分に味わえて最高です。
ラーンフアプラーの場所はこちらです。
行き方ですが、まずは地下鉄MRTの(Huai Khwang,ห้วยขวาง)駅まで行きます。
駅の3番出口ないし4番出口から出ますと、南北に大通り、ラチャダピセーク(Ratchadaphisek, รัชดาภิเษก)通りが走っています。近くに西に延びる大通り、プラチャソンクロー(Pracha Songkhro,ประชาสงเคราะห์)通りがありますので、そこを西に400m位行ったところにお店があります。
営業時間は概ね夕方の18:00頃から深夜の4:00位までのようです。
メニューはこちらです。品数が豊富で、こてこての地元料理が沢山あります。英語表記もあります。指差しでも大丈夫ですし、注文時には紙と鉛筆を渡してくれるので、紙に書いて渡しても良くて、メニューの名前をタイ語で言えなくても大丈夫です。これだけメニューがあると目移りしますので、事前に予習して行かれるのが良いと思います。
フェイクワンで美味しい下町料理を楽しんでみられては如何でしょうか。