バンコク萬(よろず)ブログ

バンコクのローカルレストラン、屋台、観光地などの情報、場所、公共交通での行き方を極力丁寧にご紹介します。

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国鉄バンコク駅 (Bangkok station, สถานีกรุงเทพ)

投稿日:2019年1月5日 更新日:

タイ国鉄のバンコク駅(สถานีกรุงเทพ,Bangkok station)の構内の様子をご紹介します。通称ファランポーン(หัวลำโพง, Hua Lamphong)駅と呼ばれ、バンコク市街地の南西部にあり、ここからタイの各地に向かう中心的な駅となっていて、日本の東京駅的存在の駅です。駅舎はとてもシブい造りで、旅の気分を十二分に味わえる雰囲気の駅です。

駅の外側から見た様子です。正面に見えるのがバンコク駅の建物の外観です。半円形で、白い柱が特徴的な建物です。建物のてっぺんにはタイ国旗が掲げられています。

駅舎の中に入るとこんな風景が広がっています。中心部を取り囲むように椅子があって、人々が待機していて賑わっています。床は綺麗に保たれていて、地べたに座って待機している人もいます。故郷に帰る人、地方から帰ってくる人を出迎える人、ここから旅に出る人、とりあえずバンコクに来てこれからどうしようかと考えている人などなど、色んな人がいるのだと思います。

こちらが切符売り場です。基本的に英語が通じますし、英語が話せなくてもタイ語が話せなくても、行き先の名前を告げれば目的地までの切符を買うことができます。数字が理解できて、ファーストクラス、セカンドクラス、ベッド(寝台)の座席種別選択ができれば十分でしょう。切符売り場の左上に電光掲示の時刻表があります。

こちらがプラットホームへの入口となります。
改札はありませんので、誰でも自由にプラットホームへ入ることができます。
駅観光にももってこいですね。

プラットホームへ入ると、駅名の看板があります。
バンコク(กรุงเทพ,Bangkok)と表示されています。いい雰囲気を醸し出しています。

プラットホームに入ると色んな列車が停まっています。
ディーゼル機関車に客車が連結されています。
シブい。

駅に列車が到着し、背中や手に荷物を抱えた乗客が歩いていきます。

各プラットホームの入口には次の列車の行き先と出発時刻が画面で示されています。

こちらはハートヤイジャンクション行きです。駅名はชุมทางหาดใหญ่(チュムターン ハートヤイ,Chumu thang Hat Yai):ハートヤイジャンクション,Hat Yai junction。タイの南部、バンコク駅から約900kmのところに位置し、マレーシアとの国境に近いところまで行く列車です。ここからマレーシア方面への鉄道も走っています。タイ、マレーシア、華僑の文化が入り混じる独特の雰囲気がある街で、人口約36万人のそこそこの都市です。

こちらはチャチュンサーオジャンクション行です。駅名はชุมทางฉะเชิงเทรา(チュムターンチャチュンサーオ,Chumu thang hachoengsao): チャチュンサーオジャンクション, Chachoengsao Junction。バンコクの東方向約40km位のところにあって、ワットソートンや百年市場などの観光地へ行く際に便利です。

こちらはシラアット(ศิลาอาสน์,Sila At)行です。バンコクから約500kmのタイの北西部にあって、山岳地域の玄関口のようなところです。

こちらはスリン(สุรินทร์,Surin)行です。バンコクから約400kmのタイ東部にある街で、スリン郡はカンボジアと国境で接しています。像の街と言われ、バーンタークラン・エレファント・ヴィレッジでの像の観光が有名です。

こちらはスンガイコーロック(สุไหงโกลก,Su-Ngai Kolok)行です。マレーシアとの国境の町で、バンコクから約1160kmのタイの最南端の駅です。今は鉄道による越境は封鎖されていますが、道路を渡って越境することはできます。マレーシアとの貿易で賑わう街です。

こちらはチェンマイ(เชียงใหม่,Chiang Mai)行です。バンコクから約750kmのタイの北西部に位置し、気候が穏やかで物価も安く、人口も多くて便利な街で、日本人も多く住んでいるようです。

こちらはウボンラチャタニー(อุบลราชธานี,Ubon Ratchathani)行です。バンコクから約600kmの東部に位置し、ウボンラチャタニー県はカンボジアとラオスと国境で接しています。自然豊富な地域で、ラオス、ベトナム、カンボジアとの文化が入り混じった地域になっています。

駅で待機している列車がとてもいい雰囲気と風景を醸し出しています。

駅構内にはフードコートもあり、旅の始まりや終わりの空腹を満たすのに便利です。

レストランでの支払いはクーポン制になっていて、事前にクーポン券を買って、それで支払いをします。余ったクーポン券は払い戻してくれますので、多めに買っておいても大丈夫です。こちらのクーポン券売り場で買いましょう。

レストランのテーブルの様子です。食堂という雰囲気ですね。ローカル感満載です。皆さん思い思いの料理を食べています。

こちらがレストランのカウンターの様子です。いくつかのお店がカウンター形式で並んでいます。

こちらはカオゲーン(ข้าวแกง,Kao Kaeng,Curry rice)屋さん、カレーライスのお店です。カレーの種類、目玉焼きとソーセージを乗せるかどうかを選んで注文します。スープもありますね。カレーを選ぶときは指で差せば大丈夫です。

こちらはいわゆるぶっかけ飯屋さん、カーオラートゲーン(ข้าวราดแกง,Kao Rad Kaeng,Rice and Curry)のお店です。ご飯に載せる具材と、目玉焼き、ソーセージを乗せるかどうかを選んで注文します。

こちらのお店は、ข้าวหมูแดง(カオムーデーン,Kao Moo Deang,Rice with roasted red pork):焼き豚載せご飯、ข้าวหมูกรอบ(カオムーグローブ,Kao Moo Grob,Rice with fried pork):揚げ豚載せご飯のお店です。

こちらのお店は、ข้าวมันไก่(カオマンガイ,Kao Man Gai,Chicken rice):鶏のスープで炊いたご飯の上に蒸し鶏を乗せた料理のお店です。タイの定番の料理です。

こちらのお店は、เกาเหลาเลือดหมู(ガオラオルアッドムー,Gaolao Lued Moo, Pork offal soup):豚のモツ煮スープと、ก๋วยจั๊บน้ำใส(クイジャップナムサイ,Kuayjap namsai,Clear soup with macaroni and pork offal):米マカロニ麺と豚モツ入りクリアスープのお店です。いずれもタイの定番の料理です。

こちらのお店は、ก๋วยเตี๋ยวหมูน้ำตก(クイッティアオムーナムトック,Kuay Teow Moo Namtok,Noodle in a spicy soup enriched with raw pig’s blood):豚肉入りラーメン豚の血入りスープと、เกาเหลาหมูน้ำตก(ガオラオムーナムトック,Gaolao Moo Namtok, Pork soup in a spicy soup enriched with raw pig’s blood):豚肉入り豚の血入りスープのお店です。こってりスープがお好みの人はこちらのお店ですね。

こちらのお店は、ข้าวขาหมู(カオカームー,Kao Kah Moo,Stewed pork leg with rice):豚足煮込み乗せごはんのお店です。

こちらは、ข้าวหมกไก่(カオモックガイ,Kao Mok Gai,Thai Chicken Biryani): イスラム風のチキンライスで、香辛料のサフランなどを加えて炊いたご飯に、鶏肉が乗った料理のお店です。ไก่ทอด(ガイトート,Gai Tod,Fried chicken):フライドチキン乗せもあります。

駅の構内には屋台もあります。
こちらはソーセージや肉団子の屋台です。お値段は一本10バーツから40バーツです。

こちらはสาคูไส้ถั่ว(サクーサイトゥア,Sakhu sai tua,Bean tapioka ball):豆入りのサクー、と書いてあります。ベジタリアンと書いてありますね。とてもヘルシーです。
それと、ข้าวต้มมัด(カオトムマット,Khawtommad,Steamd sticky rice with coconut milk, bean and banana):ココナッツミルクで味付けしたもち米を豆やバナナなどを混ぜてバナナの皮で包んで蒸したものです。

構内にはコンビニエンスストアーもありますので、買い忘れたものを調達するのに便利です。

駅の外部に面したところにあるジュースの売店、パン屋さんの様子です。

こちらはタクシー乗り場の様子です。バス停もあります。

構内には駅のマップが掲げられていますので、どこに行けば何があるかがよくわかります。

ちなみに、トイレは有料で3バーツです。シャワールームもあります。海水浴場のシャワールームのような雰囲気で、上等ではありませんが、旅の始まり、終わりに体をスッキリするのによさそうです。

バンコク駅の場所はこちらです。

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