バンコクには賑やかな市場がいくつもありますが、フェイクワン市場(Talat Huai Khwang, ตลาดห้วยขวาง)は肉、海鮮、野菜、果物など、いろんなものが売られている中規模の市場です。
一般家庭の人、行商の人、レストランや屋台を運営する人などでごった返し、とても活気があり、ローカルな雰囲気満載です。
そんな中の一角に、市場に買い付けに来る人々のお腹を満たすための食堂街があり、屋台風のお店が並んでいます。
ソムテットカオマンガイ(สมเด็จข้าวมันไก่,Somtet Kao Man Gai)もその中の一つ。
場所はこのあたりです。
地下鉄MRTフェイクワン(Huai Khwang,ห้วยขวาง)駅から西に歩いて10分位のところにあります。
地下鉄MRTプララマガーオ(ラマ9世,Phra Ram 9,พระราม 9)駅、
またはタイランドカルチャラルセンター(Thailand Cultural Center, ศูนย์วัฒนธรรมแห่งประเทศไทย)駅前
から73番バス、157番バスに乗ると市場のすぐ近くまでバスが行きますので、歩く距離が少なくて済みます。
73番バスは市場の南側、157番バスは市場の北側付近に停車します。
地図のポイントは違いますが、このすぐ近くです。市場の端っこのわかりにくい超狭い通路の入口から少し入ったところです。
カオマンガイとは鶏のスープで炊いたご飯の上に蒸し鶏と付け合わせの野菜などが載った食べ物です。早速カオマンガイを注文。
食べるか持ち帰りか聞かれるので、お店で食べる場合はテーブルを指さしながらキンティーニー(Kin thi ni,กินที่นี่)、持ち帰る時は袋を下げるようなジェスチャーをしながらサイトゥーン(Si thung, ใส่ถุง)と言えば良いです。
こちらが蒸し鶏のカオマンガイトム(น้ำจิ้มรสเด็ด,Kao Man Gai Tom)。
こってりとあっさりの中間の味付けで美味しいです。
豚の血のゼリーも付いています。豚の血のゼリーと聞くと、なんだか生臭いのを想像しますが、
想像から大きく外れ、癖が全くなく、とてもあっさりしています。
冬瓜入りのスープも旨いです。カオマンガイ屋でもれなく出てくるこのスープ、身に沁みます。
ソースがついてきます。自身はまず何もかけずに食べて素材そのものの味を楽しんだ後、ソースや薬味をかけてアクセントをつけて食べるのが好きです。
テーブルには魚醤:ナンプラー(Nam Plaa,น้ำปลา)、粉唐辛子:プリックポン(Phrik Pon,พริกป่น)、唐辛子入りの酢:プリックナムソン(Phrik Nam Son,พริกน้ำส้ม)、砂糖ナムターン(Nam Taan,น้ำตาล)、ネギ:トンホーム(Ton Hoom,ต้นหอม)、生唐辛子プリック(Phrik,พริก)、刻み生姜:キーン(Khing,ขิง)、が置いてありますのでお好みで使います。
こちらは蒸し鶏のカオマンガイトムの皮なし。鶏の皮が苦手な人は、マイアオナーン(Mai Ao Narn, ไม่เอาหนัง)と言えば良いです。
あっさり味になって、自身はこちらの方が好みです。
スープも相変わらず美味しいです。
メニューはこちらです。
食べ物は40バーツ均一のようです。
สมเด็จข้าวมันไก่(ソムテットカオマンガイ,Som Tet Kao Man Gai):お店の名前です
รายการอาหาร(ライガーアハーン, Rayka Arharn):食べ物のメニュー
ข้าวมันไก่ต้ม(カオマンガイトム, Kao Man Gai Tom):蒸し鶏のカオマンガイ40バーツ
ข้าวมันไก่ทอด(カオマンガイトート, Kao Man Gai Tot):揚げ鶏のカオマンガイ40バーツ
ข้าวหมูแดง(カオムーデーン,Kao Moo Deang):焼き豚載せご飯40バーツ
ข้าวหมูกรอบ(カオムーグローブ,Kao Moo Grob):揚げ豚載せご飯40バーツ
ก๋วยเตี๋ยวหมูต้มยำมะนาว(クイッティアオムートムヤムマナオ,Kuay Teow Moo Tomyam Manao):豚入りライム風トムヤム味ラーメン40バーツ
ก๋วยเตี๋ยวไก่ต้มยำมะนาว(クイッティアオガイトムヤムマナオ, Kuay Teow Gai Tomyam Manao):鶏入りライム風トムヤム味ラーメン40バーツ
เครื่องดื่ม(クルンドゥーム, Khrung Dum):ドリンク
โค้ก(コーク,Coke):コーラ
สไปรท์(スプライト,Sprite):スプライト
แฟนต้า(ファンタ.Fanta):ファンタ
สแปลช(スプラッシュ,Sprash):スプラッシュ
น้ำทิพย์(ネクター,Nectar):ネクター
働く人々が行きかうこの雰囲気で食べるカオマンガイ。
現地の人たちに交じってディープな雰囲気を楽しむことができます。
外国人らしき人は皆無です。
長年生き残っているお店は相応のレベルですね。
フェイクワン市場を観光してお腹がすいたときなど、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。