バンコクのプラカノンにあるこちらのお寺は難産で母子ともに亡くなったナークを祀ったお寺。お寺の概要、お寺へのアクセス方法の詳細を写真付きでご紹介します。
お寺の名前はワット・マハーブット(Wat Mahabut,วัดมหาบุศย์)、別名ワット・メーナークプラカノン(Wat Maenark Prakanong,วัดแม่นาคพระโขนง)。ナークの話は何度も映画化されていて、地元でもとても有名で愛されているお寺で、参拝者が絶えません。
このお寺にまつわるお話ですが、主人公のナークは夫のマークの子供を身ごもりました。しかし、マークが徴兵され戦場にいる間に難産で母子ともに死亡したそうです。ナークは夫マークへの強い愛情がゆえに、その後母子が霊となってマークの前に現れ、マークも霊とは思わずに一緒に過ごしていたとのことです。一緒に過ごしている間に、ナークが霊であることに気付き、お寺に行って助けを求めましたが、ナークは凶暴化して手当たり次第呪い殺していったそうです。その後、力のある僧侶が現れ退治したというお話です。
さて、お寺の入口を奥に進んでいくと、メーナークが祀られているところの入口が見えてきます。
メーナークプラカノン(แม่นาคพระโขนง)はこちら、と書かれていますので、矢印の方向に進んでいきます。写真の赤丸がその看板です。
矢印の先に進むとこんな風景が見えて、ここを右側に曲がるとメーナークが祀られている建物が見えます。
とても多くの参拝客で賑わっています。
お参りの仕方ですが、横にこんな窓口がありますので、こちらでお布施20バーツを渡します。
するとこんなお祈りセットが貰えます。お花とろうそくと金箔です。
ろうそくとお花を、周りの人々の真似をしてお供えしましょう。火は灯っているろうそくから遠慮なく頂きます。ちなみに、ろうそくが倒れないように、ロウを落としてすぐさまくっつけるのですが、下がツルツルでこれがなかなか難しい。
次にご本尊にお参りをしましょう。こちらがメーナークです。金箔を貼り付けて、お祈りします。
皆さん、一生懸命お祈りをされています。タイの人々は信仰深いと思います。
境内には他にも色んな仏像様が祀られています。ご本尊以外にも沢山あって見ごたえがあります。
なんと、ガイコツが棺桶から起き上がっています。
広い石畳のスペースにもこんな風に仏像が祀られていて、その前のスペースで皆さん思い思いの時を過ごされています。このスペースに座って休憩するのも良いと思います。
こちらでは、お坊さんがお経を読んでいて、皆さん熱心にお祈りをしています。
境内にはこんな建物もあって綺麗です。
お食事会場もあります。
あと、屋台も結構充実しています。参拝者でごった返していますね。
こちらはクイッティアオ屋さんです。メニューはこう書かれています。
ก๋วยเตี๋ยวหมู(クイッティアオムー,Kuayteow moo,Noodle with pork):豚肉入りラーメン
ม้ำดก(ナムトック,Namtok,Raw pig’s blood soup):豚の血入りスープ
น้ำใส(ナムサイ,Nam Sai,Clear soup):クリアスープ
ต้มยำ(トムヤム,Tomyum,Sour spicy soup):酸っぱ辛いスープ
好きなスープを選びましょう。
境内の一番奥には川が流れています。ここでぼーっと眺めたり、魚や鴨や鳩にエサをやったりして過ごすのも良いと思います。
子供たちも無邪気に遊んでいていい眺めです。
エサはこんな風に売られていますよ。皆さんが沢山餌をあげているようで、餌を投げ入れても魚の反応は鈍いです。鳩は結構食べてくれます。
魚や亀やカエルやタニシなどを川に放流してあげると徳を積むことができると言われていて、こんな風に放流用の魚などが売られています。自分の生まれた日に応じて、どれを選ぶべきか決まるようです。
ワット・マハーブットの場所はこちらになります。
オンヌット(On Nut,อ่อนนุช)通りのソイ7を入った先のところにあります。
行き方ですが、最寄り駅はBTSのオンヌット(On Nut,อ่อนนุช)駅、またはプラカノン(Phra Khanong,พระขโนง)駅になります。
プラカノン駅からプラカノン市場前のバス停まで歩いて519番のバスに乗っていくのがリーズナブルで確実な方法です。バス代はバスの種類(エアコン有り無し等)と距離によって変わりますが、8~15バーツ程度です。
乗車するバス停ですが、こちらになります。プラカノン駅すぐ近くのバス停には519番は停車しませんので、間違えないようにしてください。
バス停への行き方ですが、プラカノン駅の3番出口を降りて、スクンビット通りの北側の歩道を南東方向に歩いていきます。出口すぐ近くにバス停がありますが、ここを通過して真っすぐ歩いていきます。
歩いていくとスクンビット通りのソイ71がありますので、ここを渡って更にまっすぐ進みます。
歩道橋がありますので、更にまっすぐ70m位進みますとバス停があります。ここで519番のバスに乗ります。バンコクの路線バスの乗り方の詳細はこちらをご参照ください。
519番バスが来たら乗りましょう。
降りるバス停はこちらです。オンヌット通りのソイ3入口になります。
バス停で降りて、北方向に歩いて行くと、オンヌット通りのソイ7の入口が見えます。
ここを左折して、あとは真っすぐ進んでいけば、お寺に到着です。
オンヌット駅またはプラカノン駅から歩いて行けないことはないですが、ちょっと距離があります。乗りこなせる人はタクシーも良いと思います。
ワット・マハーブット、ちょっと心を休めに行くには良いところですし、デートする場所としても良いところだと思います。一度行かれてみては如何でしょうか。